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通気断熱WB工法とは|開発物語

第7話 なんとなく特許取得

第7話
「なんとなく特許取得」

施工風景写真
 平成10年、寺島は自宅を新築した。これまで8畳一間で実験してきたことを、丸ごと一軒の家で実証するためだ。つまりは「身銭を切った実験棟」である。
 自分が考えた通気口の開閉システム、屋根の下には断熱層と通気層。実験の結果に基づいて考案したさまざまなものが家に導入された。そして、各部屋、廊下、天井、壁の温度や窓の結露状態などを計測した結果、実験棟と同じ結果が得られたのである。
 「やった!これなら自信を持って広げることができるぞ」
 実験の結果にとても満足していた寺島に、一人の友人が思いもかけないことを言った。
 「それを発明したのは私だ、と他の人が主張したらどうするつもりだ」
 「え~? 面倒なこと言うなよ」
 「お前、特許申請を出しといたほうがいいぞ」
 特許……。そんなこと考えたこともなかった。一人の大工が昔からの家づくりにこだわり、自分の五感を頼りに「在来工法を住みよくするにはどうしたらいいのか」を追い求めただけのことであって、特許なんてとんでもない。
 その時はたいした意味もなく、とりあえず自分が発見したことについて特許出願だけでも出しておくか、という気持ちで実験結果をまとめて特許庁に提出。そのまま忘れていたところ、ある日「特許拒絶」の通知が2通も届いたのだった。
 1か月近くそのまま放っておいたが、ふと思いついて書類を見ると、拒絶理由の参考文献が20冊。すべて専門用語だった。
 「参ったなあ。私は職人であって研究者じゃないんだぞ」
 そう思ったものの元来の負けず嫌いと、なんでも一人でやってきた自信が寺島の背中を押した。何回も拒絶理由として添付された文献を読み直し、自分が提出した内容の文献と見比べていくと、拒絶の根拠として挙げられている文献のほうの間違いが明らかになった。
 寺島は、その違いをひとつ一つ書き出し、期限切れ寸前に特許事務所にかけこんだ。
 中間提出してから3か月後、寺島の元に特許査定通知が立て続けに届いた。